手外科の範囲は肩関節から手指です

手外科とは、手や手首、前腕、肘など、肩から先の部分を専門とする外科・整形外科の名称です。手の周りの疾患になると整形外科領域のものが多くなりますが、他にも怪我や火傷などの後遺症による瘢痕形成や指が生まれつき癒合している合指症の治療はなどもこの手外科の範囲に含まれます。手のひらを始め、前腕や上腕、肘関節なども、他の関節や組織に比べ、構造が複雑になっています。手のひらに至っては身体の中でも特に触圧覚が敏感で、感覚面で繊細な部分になっており、表皮の治療は高い技術を要します。

他にも皮下では多数の細かい筋肉や腱が走行しており、これらの組織が少しでも癒合してしまうと手指の屈伸に多大な影響を及ぼし、結果として曲がったまま治ってしまう、動かないという事態を引き起こします。肘関節などを始め、肩関節より末梢の各部は特に日常生活において使う場面が多く、ご飯を食べる、字を書く、身体を洗うなどの動作に関わってきます。なので、肩関節や肘関節、手首や手指などの動きというのは生活の質に大きく関わってくる、重要な部分になります。瘢痕形成においてもそれは例外ではなく、ひきつれや傷の癒合などで関節の動きは阻害される可能性が高く、生活動作を円滑にするためには治療する必要があります。

こうした生活に密着した、繊細な動きを必要とする部位だからこそ、専門的な知識と技術で正確に治療する必要があります。そのための専門性を持った外科や整形外科の分野のことを、特に手外科と分類しています。

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